カーテンアルバム

世田谷区 S邸

家具から洋服まで、とにかく古い物がお好きなS様ご夫妻。古いマンションの7階にお住まいで、視線が気にならないこともあり、ノール・グレーでカーテンを仕立てられました。

 以前、使われていたカーテンも同じLIBECO社のスキバレンでしたが残念ながらお目当ての色は廃番に。スキバレンよりも目が粗いノールは、若干トーンは異なりますが透け感の違いは気にならず、部屋の明るさも変わらなかったので、とても気に入っていただけました。

 S様のライフスタイルは、休日も部屋の中で音楽鑑賞や読書をしたり、料理や植木の手入れをしたり、と家で過ごす時間が長いそう。その分、なるべく居心地がいいようにインテリアを吟味し、その時々のフィーリングに合わせてレイアウトを定期的に替えているとのことです。

ご主人がアンティーク家具のバイヤーをされていただけあって、家の家具はソファとテーブル以外はすべてアンティークとヴィンテージ。いろいろな国でつくられた、いろいろな年代の家具から紡ぎ出された物語が、まるでそこかしこに漂っているようでした。

 お部屋を拝見してとても面白かったのが、S様のコレクションである花柄やレースのヴィンテージ生地、以前カット売りで買ったリベコの生地(現在は廃番)を、ラフにクリップ留めしているところ。閉じて吊るしているだけでもアクセントになり、広げると光の色合いが変るので、その時の気分によって部屋の雰囲気にメリハリをつけて楽しまれているそうです。

 古い時代に作られたインテリアと、丁寧に編まれた天然素材のリネンで作られたカーテン。その両方の良さが上手くブレンドされたお部屋は、時の流れと柔らかな光が交差する、不思議で素敵な空間でした。

*プレーンカーテン:ノール・グレー

*その他の生地はS様の私物です。

**********************************

 生地一覧はこちら

◆他のカーテンアルバムをご覧になる場合はこちら

◆生地サンプル&採寸キットはこちら

**********************************