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世田谷区にお住まいのI様が、ウィンドウ越しに一目惚れされた飴色のオールドパインテーブルの難点は、 高さが795mmもあること。 お手持ちの椅子に合わせて脚を40mmカットすると、今度は座った時に脚が窮屈になってしまう… ということで、長手・妻手の幕板 x 四方に30mmの欠き込みを入れることにしました。
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アールの形状は「立ち上がり」の角度が急だとハンドメイド感が強調されてしまうので、アンティーク 家具のアーカイブをもとになるべく緩やかな曲線をご提案。 欠き込みが立ち上がる箇所はI様とご相談して脚との接合部から60mm「逃げた」ところからスタート することにしました。
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とても古いテーブルなので幕板に若干の反りや捻じれがあり、電動工具は使えないため、すべて手加工。 直線部分は縦引きのノコギリで慎重にカット。アール部分は(髪を梳く)櫛状にノコ目を入れ、ノミと カンナで仕上げました。
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ちょうどアール部分に節や古い傷があり、思ったよりも時間がかかってしまいましたが、お届けした際に 開口一番「まるで最初から欠き込みがあったよう」と、とても気に入っていただきました。
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幕板に欠き込みを入れることにより、実用的になっただけでなく、すっきりとした動きのある ラインが強調され、モダンな空間にもマッチするテーブルに生まれ変わりました。
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お客様のニーズに合わせたリメイクのご相談も承っています。