リメイクされた家具、オールドパインロッカー。 まず目に付くのがロッカー本体の外周を覆っているアイアンのL型プレートです。そのプレートが下部に延長し、 そのまま脚の機能も担っています。 何らかの理由で台輪(家具の下部に位置する台座のこと)がなくなり、このようなリメイクが施されたのかと 推測されますが、単にアイアンの台輪だけを取り付けるだけではなく、装飾として本体の外枠を組んだことが このロッカーの特筆すべき点ではないでしょうか。 材質はパインの中でも比重があり 木目が密ではっきりしたピッチパイン(Pitch Pine)。 深い飴色を帯びた木肌の風合いが魅力です。 白木であるパインとアイアンの凛としたコントラストがモダンな空間にも映えそうです。 (規則正しく並ぶ3枚の扉にミニマリズムを感じる、といったらおおげさ、かな?) 通常ロッカー(縦長のドアが横に並ぶキャビネット)は内部が縦に仕切られていますが、 このロッカーには縦に仕切る「中仕切り」という部材がないため、ワイド方向にも収納が可能。 2枚付属の棚は可動式ですので 自在な収納が楽しめます。 ガラス扉がついたショーケースと違い「飾りたいもの」を収納するための家具ではありませんが、 このロッカーはそれ自体が「飾りたいもの」、というくらい絵になる家具です。 Old Pine Locker W1560 D470 H1455